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ワークキャンプを終えて

ご無沙汰してました、まみーです!

 先月の末に2009年夏のワークキャンプが終了しました。第7回、8回ともに個性的な、学びの深いキャンプでした。私自身、アシスタントディレクターとして参加した初めてのキャンプでした。いろいろ大変なこともありましたが、それ以上に学ぶことが多かったです。

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 今回のキャンプを通して最も強く考えさせられたことは、「キャンプを動かしているものは何か」ということでした。基本的にはディレクターやスタッフ、プログラムリーダーがその場を仕切っていくことが多いのですが、ワークキャンプを動かすのは彼らではありません。もちろんリーダーの努力やキャンパー1人ひとりの想いがなければキャンプは成り立ちません。しかし、それ以上に私たちの力を超えた何かがこのキャンプを動かしているのだと思います。

 キャンプでは意見が対立したり、体調を崩してワークに参加できない人が続出したり、、本当にさまざまなことが起こります。しかし、そのような困難な状況のときにこそ、皆が1つにまとまろうとする力が働くのです。それはディレクターの力だけでどうにかなるものではありません。ディレクターの役割は、皆が1つの集団としてまとまることを信じて、その時々に必要な判断をして行動すること。そして、メンバーを支え、彼らにserve(=心から仕える)こと。この2つに尽きると思います。

 また、このキャンプを通して「見えないものを信じることの大切さ」を教えてもらいました。何のためにワークをするのか。どのキャンプにおいても必ずこのような議論がなされます。CFFマレーシアでは、まだ子どもたちの受け入れが始まっていません。私たちはまだ出会ったことのない、未来の子どもたちのために基盤作りをしているのです。彼らの未来を信じて。そして、彼らの幸せを願って。

私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。(聖書「コリント人への手紙2 4:18」)

 ワークキャンプを通して、メンバー1人ひとりがまだ見ぬ未来の子どもたちへの想いを強めていく姿、子どもたちの笑顔を思い描いて汗を流しながら一生懸命にワークをする姿を見て、信じることの大切さを改めて感じました。

 2009年8月、マレーシアの地で未来を信じて共に協力し合ったキャンパーたち。彼らが12日間かけて築いた目に見えない何かが、これからの人生にとって大きな実りとなるよう願っています。
 
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by mamikkot | 2009-09-06 19:28